トラリピ(ガゥ)

トラリピのハーフアンドハーフのしくみをイラストで解説【資金が少なくていい理由】

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しろすけ
しろすけ
ハーフアンドハーフなら、必要資金は買いと売りの多いほうでいいって話おぼえてる?
こじろー
こじろー
もちろん!
しろすけ
しろすけ
理由ももちろんわかってるよね?
こじろー
こじろー
…もちろん

ハーフアンドハーフって、そういう魔法のような裏ワザなんだって納得してる人!

いませんか?私は、え?そんなすごいワザあるの!?って最初はとびつきました。

でも自分で図を描きながら考えると、そういうことかと勝手に納得しました(´∀`)

だって、買いポジションを持つような価格(半分より下)では、売りポジションを持った状態になることが少ないし、もし持っていたとしても、そこまで価格が落ちているなら、必ず利益(含み益)になってるはずです。

そんな感じで、ちゃんと納得してハーフアンドハーフを使えると、他にも応用がきくので理解を深めておきましょう!

しろすけ
しろすけ
自分で手をうごかして考えると、より理解できるよ!
こじろー
こじろー
(ガサゴソ…)紙とえんぴつ準備おっけー!

ハーフアンドハーフとは?

(マネースクエア公式より引用)

ある価格範囲(レンジ)で、ぜんぶ売りや買いではなくて、上下半分ずつにすることで、

  • 最大含み損をおさえられる
  • つまり全体的な必要資金をおさえられる

というメリットがあります。

こじろー
こじろー
ここまではなんとなく知ってる
しろすけ
しろすけ
よし、つぎはトラリピの復習だ!

ここでトラリピをおさらい

ここでちょっとトラリピのおさらいをしておきましょう!

トラリピをはじめるときの必要資金として

  • 証拠金(ポジションを持つための担保金)
  • 最大含み損の合計(全ての注文が成立した時の含み損)

これらの合計が最低限必要な資金になります。

しろすけ
しろすけ
「最低限必要な資金」の意味がせつめいできる?
こじろー
こじろー
んーアレだよねアレ
しろすけ
しろすけ
(…ジー…)

最低限必要な資金とは、設定したレンジ(価格の範囲)で価格がうごいているならば、ギリギリロスカットされることがない金額のことです。

つまり、最初にトラリピ設定で決めるレンジを、ちょっとでも飛び出すと即ロスカットです。

トラリピの運用試算表で実際に計算するとわかりやすいので、ちょっとやってみましょう!

たとえば、下の画像のような設定で運用する場合、必要資金の合計は、193,200円です

なので、本当にこれしか資金が用意できなかったとして、運用予定額にも193,200円を入力して再計算してみます。

そうすると注目したいのは、いちばん下の東京15時ロスカットの価格です。

ちょうどレンジの下限です。つまり最後の全てのポジションが成立して、このロスカット価格まで落ちてきてしまったらゲームオーバーです。

でもこの間に、少しでも利益が出ていたら、その分は生き延びることができます。

しろすけ
しろすけ
必要資金の大切さはわかった?
こじろー
こじろー
「必要資金の合計」ってけっこうギリギリなんだね
しろすけ
しろすけ
そうだね、これだけあれば安全だって思ってるひとが多い気がするんだよね

ハーフ&ハーフでの動きをイメージしよう!

基礎を理解したところで、ハーフアンドハーフでの説明をします!

なぜ、売りと買いの多い方の必要資金のみでいいのか

ハーフアンドハーフの最大の疑問はそこだと思います

答えは一つ、必要資金の内訳とは、証拠金と含み損だからです!

こじろー
こじろー
?どゆこと?
しろすけ
しろすけ
トラリピは小さな利益を積みかさねながらポジションをとっていくからかな
こじろー
こじろー
え?
しろすけ
しろすけ
すべての買い注文が成立して、買いポジションをたくさんもってるとき、売りポジションはどうなってるか想像してみて

値動きが売りゾーンから買いゾーンへ移ったとして、売りポジションは買いゾーンのどこかで決済されているはずです。(もしくは含み益)

つまり買いゾーンのいちばん下で買いポジションをもった時には、売りポジションをもっているはずがないのです。

つまり買いポジションを最大数保有しているときは、売りの必要資金(証拠金と含み損)は必要ないし、売りポジションを最大数保有しているときは、買いの必要資金は必要ないということです。

しろすけ
しろすけ
ここからはもっと知りたいひと向けだよ

(応用編)最大の含み損を考えてみよう

全部買い、全部売りだとどうなる?

たとえば、ドル円100〜110円(仕掛ける本数21)で買い注文のみで設定し、下の図のような下降トレンドですべてのポジションが成立したとします。

すべて買いポジションだと、マイナスのスワップが発生しないという利点がありますが、このとき抱えている含み損をピンク色の線の長さで示してみます。

線の長さ、つまり取得価格と現在の価格の差が「含み損」になります。

ハーフアンドハーフだとどうなる?

次に、ハーフアンドハーフの時の最大含み損を考えます。

こじろー
こじろー
レンジが半分になってポジションも半分になるんだから、含み損も半分でしょ?
しろすけ
しろすけ
(ニヤニヤ)ここがおもしろいとこなんだよね

ハーフアンドハーフのときの最大含み損は下の図のようになります。

ここで、含み損の大きさを三角形で表してみます。

つまり、レンジが半分になれば、単純に含み損も半分になるわけではないのです。

レンジが半分、ポジションも半分になると、最大含み損は4分の1になります。

言い換えると、レンジが2倍になったら最大含み損は4倍に、レンジが3倍になったら最大含み損は9倍になるということです。

(応用編)証拠金を考えてみよう

証拠金というのは、そのポジションを持つために必要な担保金です。

こじろー
こじろー
タンポキン?
しろすけ
しろすけ
100万円かしてあげるから、その大切にしている黄色いおサイフ貸しておいてって感じかな

証拠金は、意外と単純です。

100円でポジションを持つなら、買いでも売りでも、同じだけ証拠金が必要になります。

証拠金の計算は、取得価格×通貨量÷25 でできます

(例)ドル円を100円で1万通貨(100万円分)もつための証拠金は(買いも売りも同じ)

100(円)×1万(通貨)÷25=4万(円)

となります。

まとめ

ハーフアンドハーフよりも、必要資金の内訳とその仕組みを勉強するための記事になってしまって反省中です。

でも、何回か読み返してもらって、自分で紙に描いて含み損ってなんなのか、どうなったらロスカットされてヤバイことになるのか。

この辺はしっかり頭に入れておいてほしいです。

実際にロスカットされるような価格になったときに焦って混乱してしまわないように、何が起こっているのか理解できるようにしておきましょう(゚∀゚)