この3月で、働き始めて丸10年になるので、ここまでの総括と今の自分の考えをまとめておきます。
もし、学生の頃の自分や、進路に悩んでいる人に伝えられることがあるとすれば、
勉強しないと将来苦労するよ、と言われてきたけど、勉強しても、それはそれで苦労はあるし、それなら自分がやりたいことで苦労した方が絶対にいいと思う。
高卒だと就職はそれなりにできるけど、希望する職種への転職がかなり厳しかったり、大卒でも仕事のプレッシャーで追い込まれて命を絶つ人もいます。
ラクに生きる道なんて、ゲームのバグみたいな抜け道程度にしかありません。
もう、ここまできて、引き返せないところでわかったことは、生きていくのに必要なお金というものは、労働と引き換えに与えられるだけでなく、自分で獲りにいくこともできる。ということに気付いた10年間だったと思います。
SNSで稼いでる人たちを見かけて同じように、資産運用を始める人も多いと思いますが、稼げることはリスクも高いです。おいしいだけの話は絶対にありません。継続して稼げる人というのは、リスク管理がしっかりできている、または、リスクを緩和するだけの入金力があることが最低条件です。
もう少し言うと、SNSでは損した話は出回りにくいです。稼いだ話は何度でも出てきます。だから稼げる話が目につきやすくなります。
まずは普通に働いています。
年収450万円〜500万円
社会人10年目。サービス残業が常態化している会社ですが(良く言うとコストにシビア)、人間関係だけは恵まれています。今のところは。
職種はSEで、特に成果主義でもなく、同じ世代なら同じ給料をもらっています。
今は年収450万円〜500万円くらいでしょうか。
ありがたいことに、コロナ禍でも収入は何も変わっていません。
働き方も何も変わらず、相変わらず毎日電車で通勤しています。
朝は一番に出社して、掃除などをして…いるわけもなく、人混みが苦手なので、早めに出社しますが、パンとウィダーを吸いながら、以前はブログ、今はYahoo!ニュースを見ています。
給料は、手取りで月20万円程度、残業代なしなら、20万円ありません。
もう10年働いている割には、薄給です…
実家暮らし、通勤電車は指定席
薄給でも、お金を貯めてこられたのは、実家暮らしというのが大きいです。
実家暮らしは、親との同居によるストレスなど、全体のコスパで見ると良いことばかりではないですが、生活費を抑える面では最強だと思います。
毎日の通勤については、実家からだと、やはり時間や体力をロスしてしまうため、電車は毎日指定席を買っています。
帰る直前に良い時間の指定席を買うと、並ばなくても座って帰ることができ、出退勤にかかる時間を最短にすることができています。意外とコレが自分には合っていて、コロナ前から数年間、指定席通勤を続けています。
コロナ禍の真っ只中では指定席は貸切状態で、「いま体調悪くなって倒れたら誰にも発見されずに死ぬな」と思いながら乗っていたことは余談です。
そんなこんなで、生活費は毎月入金、食事は外食も多いですが、電車の指定席代などを合わせると、毎月の出費は10万円以内には収まっています。
資産運用額は1,500万円ほど。
このブログではトラリピが一番と言いながら、株式や投資信託の合計金額は1,000万円を超えています。
株式投資が自分の原点
大学を卒業したばかりの私は、投資といえば株式投資くらいしか知りませんでした。
なので、当時は1万円で買える株を買い、株主優待ももらうというのが最初の投資体験です。
今は、株主優待目的と応援のために持っている日本株が200万円ほどあります。
次は、FX→シストレ→自動売買
株の次は、当たり前のようにFXを始めました。
毎日、夕食の後にパソコンの前に座って、激しく点滅するトレード画面を見ることが一つの楽しみになってました。
『ここまで上がったら、どうせ下がるから、売れば間違いない』
今思えば、稚拙な相場分析でトラリピのようなことをし、その後ドル円はどんどん上がっていき、100万円のロスカット…
FX、株式投資でもそうですが、始めた時にたまたま相場に大きな上げトレンドが発生していて、誰が買っても儲かることはよくあります。
ただ、その時に、「自分すごっ!株の才能あるわこれ。専業トレーダーになれるかも!」なんて考えてしまうと、身を滅ぼします。
100万円を失ったあとは、システムトレードにも手を出しましたが、中身のロジックがわからないトレードにお金を預ける不安が勝り、やめてしまいました。
今は、FXはとにかく、手を入れたくない。触ると、自分が都合いいように考えてしまうので、ほぼ全自動のトラリピは重宝しています。
今は米国株
やっぱり現物最強。しかも高配当。
大きな下げを経験してないこともあり、安心できる資産形態の一つだと思っています。
現物だってゼロにならないわけではないですが、右肩上がりの相場に積み立てることへの安心感は、自分の資産の構成要素としては必須だと感じています。
今は昨年からじわじわ浸透してきていた代用FXに興味がありますが、一旦保留で、まだちょっと温めています。
おまけに仮想通貨
仮想通貨(暗号資産)は一定期間積み立て、割合が資産全体の5%を超えてきたので、積立を停止しています。
無期限で置いておこうと思ってます。宝くじ感覚で買ってみただけです。(宝くじは買ったことないけど)
そして副業でブログやってます。
ブログは何度かやったことがありますが、本格的に収益化したのは当ブログが初めてです。
イマドキのブログは面白くて儲かる
ブログと聞くと、学生の頃にポエマーな内容を吐き出すための秘密基地のイメージでした。
しかし、いつの間にか、そのイメージが覆ります。
何がキッカケだったかは覚えてませんが、何かを検索した時にたどり着いたブログが普通に読み物として面白いものに感じました。
資産運用にも全く関係ないブログなのに、なぜか面白い。そこからブログへの興味がどんどん湧いてきました。
しかも、その人たちのブログを長期間追っていると、ブログで稼げることを知ります。
ただ、ビジネスでブログを書くのは、ただの仕事です。ライターなんて、日本語が苦手な私には向きません。
無理なく書ける内容で、ついでに儲かる、というのが理想でした。
ブログを始めたキッカケは…
でも儲かるとわかったところで、「よし、やるか!」となる人は少ないと思います。
私がブログを始めるキッカケとなったのは、
「この記事、自分の方がもっとわかりやすく、うまく書けるわw」
という驕りでした。
今更ブログ始めても、誰かが同じ内容を書いていると思うかもしれません。
が、同じ内容でもいいんです。
さすがに画像をコピーして使ったり、一字一句をマネると著作権等々、法律に引っかかりますが、よりわかりやすく、より図をふんだんに使って、など、差別化はいくらでも可能です。
脱毛やFXの宣伝が儲かるらしい
人の欲望に直結するところ、美への執着、お金への執着、ここを突かれると人間は弱いです。特に、人に相談しにくい部分でもあるため、ネットへ頼りがちになってしまいます。
特にFX分野は儲かります。
案件によっては、片手件数で6桁収益が可能です。
各ブログで紹介されるさまざまな手法は、口座開設のプロモーションのために作られたものも多いです。資産運用系インフルエンサーの方々も初期にやっていたものだけが、純粋なものかもしれません。
ある程度知名度が出てきたら、広告ありきで運用方法を考えます。それは広告代理店みたいなところ(ASPという)から提案されることが多いです。
ブロガーは最初に始めることによって、その方法が失敗してしまっても、先行者利益として広告収入が得られているので、痛手も少ないです。なので、同じ運用をしていても、スタートラインが少し違うといえます。
そのため、ASPから勧められる商品(証券会社やサービス)をいかに手段として宣伝するかに徹しています。FX関連なら、そこで口座開設して運用するための専用プランを一生懸命考えます。
ブログを収益化している人たちは、つまるところ、お金が欲しいんです。
いくら綺麗事並べても、ここは揺るぎません。
そして、一度収益化に成功すると、どんどん貪欲になっていきます。
でもその貪欲さが新しい資産運用の手法を生み出しているともいえます。
SNSで発信するメリットデメリット
メリットは、仲間に出会えるという点。
ただ、同じような「ブログ初心者」同士で集まるのは良く見るけど、その後の動向はあまり目立ったものはありません。
最初のテンションだけで、繋がってしまった仲間とも言えます。
しかし、意見交換や簡単にわからない問いへの答えを得られることは、とても価値があると思います。
デメリットは、繋がってしまうことによるシガラミと情報の多さ。
SNSでさえ繋がらなければ、ただ検索結果に名を連ねるだけの他人でいられます。
時々、他人の争いを見るくらいなら、そっちの方が良かったんじゃないかと思ったりします。
SNSでやったらいけないことは他人への誹謗中傷です。個人個人がそれなりの幸せを持って生きているので、変に突っかかるのも良くないなぁと眺めています。
そしてSNS上に流れる情報は膨大で、何が良いのか悪いのか判断が大変です。しかし、そのSNS上に責任が存在するとすれば、それは自己責任のみです。
ブログについて、残酷なこと
これから収益化を目指してブログを頑張ろうとしている方には、残念なことですが、ブログを書くこと自体が必ずしも報われるとは限りません。どんなに量を書いても、どんなに良い情報を出しても、1記事は1記事です。
価値は読み手(個人)が決めます。書き手が何十時間かけて書いたとしても、読みにきてくれる人がいて、その読み手が面白いと感じて読み進めなければ、うまい棒1本分の収益くらいしか発生しません。
そして誰かにとって価値があると、多くの人が長い時間をかけて読んだり、そのブログのいろんな記事を見て回ったりすることで、ブログ自体の価値が上がり、検索エンジン(GoogleやYahoo)で検索結果としての順位が決まります。
このブログは運良く稼げましたが、アドセンス(Googleの広告)を貼ってないことはお気付きでしょうか?
ブログ初心者を見ていると、アドセンスの合格ばかりが目標になっている方が多いですが、アクセス数やそのブログの性格により、無闇にアドセンスを貼らない方が儲かることもあるのです。
このブログ、今までいくら稼いだ?
このブログ、地味に1ヶ月に2記事程度、つまらない実績記事を更新していますが、稼いでいるように見えるでしょうか。
このブログを始めてから、稼いだ金額は、私が乗っているトヨタのハイブリッド車「アクア」のローエンドな車体2台分くらいです。
別の言い方をすると、トラリピの元本に当たる部分は、トラリピの宣伝で回収完了しています。
インフルエンサーの資産運用をマネて、その実績を公開するだけで始まったこのブログも、3年くらいやってるわけですが、そこそこ需要があるみたいです。
このブログは、自分はこういう運用をしているよっていうのを一方的に開示しているだけです。Twitterはやっていますが、このブログへの流入は検索エンジンからが大多数なので、無理にTwitterでフォロワー数増やしたり、インフルエンサーっぽいことをすることはありません。
誰だって初心者からのスタート
このブログも今まで数百万円の収益を上げてきましたが、SEOが〜、導線が〜、タイトルの付け方が〜なんて、全く気にせずに好きに始めてしまいました。
全然、狙っていない、書きたいだけの記事がSNS経由で一番読まれ、検索結果でも上位を占めるという意外なことの連続です。
最初の半年くらいは収益ゼロでした。7ヶ月目くらいからぼちぼち発生し、気づけば1ヶ月でハーフミリオンを達成し、今は減りましたが、毎月プラスで推移しています。
ただただ自分を表現する場が欲しくて、最初はがむしゃらにやって、気づいたらこんなに時間が経っていたという感じです。
最近はポイ活も楽しくて。
というわけで、給与収入、資産運用、副業の3本柱でお金を得ているわけですが、最近はいかにお得に生活するかも興味が出てきています。
トラクラ、株クラなどと同じように、ポイ活民がおり、ものすごいハイレベルな知識が飛び交っています。
以前は、安いものやお得なものに群がる人たちのイメージでしたが、頭の回転が速い人が、膨大な情報の中から、一つのソリューションとしてまとめ上げて情報を共有する。
見ていて、それがすごいなと純粋に思いました。
もちろん、資産運用の方が効率がいいと思いますが、私は資産運用に入れたお金は基本使わないので、お得に生活して、浮いたお金でもう一個買うのも日常の一つの楽しみです。
ただ、貯める方のポイ活はほとんどしていません。
イメージとして、クレジットカードの作成やFX口座の開設をすれば、数千円、数万円のポイントを得ることが可能ですが、毎月作り続けるわけにはいかないし、アンケートなどやって、1円分のポイントを貯めるのは、個人的に割に合わないと思っています。(否定しているわけではないです)
11年目は何をしようか、決めてない
11年目もどちらかというと守りの資産運用をしていくのかなと思っています。
Twitterの資産運用アカウントは実はサブアカなので、いつの間にか消えるかもしれませんし、裁量トレードを始めるかもしれないし、予定は未定です。
とりあえず、大まかな目標としては、35歳までに3,000万円の資産を築きたいです。
おわり!